今回は、すでに完成したデザインをセンス以外の理由から編集していこうと思います。
「このデザインはこうした方がもっと効果だせるんじゃないか?」
という視点から
私なら、こうするなあ…
とデザインを勝手に編集してみようと思います。
特に誰かに提出したりしてるわけでもなく本当に単なる個人的な編集。
だからこそ、こんな考え方もあるんだなとか、こんな視点もあるねとか
発見や再確認していただけたら嬉しいです。
センスでなんとなくこっちの方がいいかもというかんじで編集するよりも、心理学とか人の視線の傾向的なことを考えつつ、勉強もしつつやっていきます。
センスの深いところというか
その根っこに迫っていけたらなあと…
SALEバナーを編集した結果
さて、今回はピンタレストから拝借したSALEのバナーデザインを編集していきますね。
もっとあなたの物欲を掘り起こせるデザインにできないものだろうか、、、という視点で勝手に編集します。
そして、まずは結論から。
私だったら・・・

↑↑↑こちらのバナーを
こう↓↓↓ したい。。。です。

デザイン・編集ポイント~視点のスタート地点~
ここからは、編集した内容で主なポイント3つをお話させていただきます。
まず、1つめ。
ひとつめは、視点のはじまるポイントについてです。
私たち日本人には右利きが多いと聞きます。
→横書きの広告やポスターの場合、左上からみる可能性が高い
(=左上が興味をもつきっかけになりやすい)
→そのポイントに目を引けるような仕掛けをつくる
→今回はパッと見で注目されやすい配色にする
→黄色と黒の組み合わせは視認性が高くて、目立つ
これによって
相手がパッと見たときに目に留めてもらいやすくなります。

デザイン・編集ポイント~写真のサイズ~
ふたつめは、デザインで使われているモデルさんの写真サイズについてです。
今回の編集では、モデルさんをもっと大きく載せました。
SALE商品である服のイメージをもっと強く印象付けるためです。
これによって、服の訴えがどーっと大きくなるので、SALEとなる商品やそもそもお店が販売してる商品のイメージが伝わりやすくなります。
イメージが伝われば、そのイメージを好むお客さんがきてくれますよね。そうなると、お客さんが好む洋服とお店で販売している服の系統とのミスマッチを防げるはずです。
でも、モデル写真を大きくしただけだとこのようなかんじになります↓

ちょっと、ぎゅうぎゅうし過ぎて、「SALE」の文字とモデル写真と両方が強く主張されて、ケンカしてしまっています。
これだと
モデルさんと「SALE」の主張が強くて喧嘩してしまう。
、、、でも、服をちゃんと見せたい
ということで、「SALE」を少し小さくして周りに余白を作りました。
たとえ小さなサイズのものでも、
余白があるところへ視線は集まりやすくなります。
デザイナーさんによってはもっと他の方法もあるかもしれませんが。。。

「SALE」を少し小さく、モデル写真の微調整によって「SALE」まわりに余白をつくりました。
比べてみると、もっとわかりやすいかもしれません↓↓

デザイン・編集ポイント~写真の視線に沿った配置を~
人の顔の写真ってバナー広告とかポスターとかでよく見かけます。
とにかく人の映る写真って使われることが多いですよね。
そんな、人の画像。
なかでも、視線が明らかな画像では、視線の先に訴えたいことを置く方がみてもやいやすくなるんです。
理由は、私たちの心理的な効果。
人の視線の先を自然とみてしまうというものがあります。

以上、今回は大きく3つの視点から編集してみました。
「デザインって面白いな。」とか
「ちょっと参考にできるかも!コレ。」とか
そんな風に少しでも思ってもらえたら嬉しいです。
正直なお話をすると、やはり私も勉強しながらです。
だからある意味、独断と偏見的なものもあるので、確実に効果的だとは言い切れないのが恐縮ではありますが。
ここまで読み進めてくださってありがとうございました。
長々となってしまったのに、お付き合いいたたけて嬉しいです。
次回も、よかったらぜひぜひお付き合いくださいね。
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