スポンサーリンク

デザインの考え方と作り方

すぐ使えるテクニック

はじめに

デザイン制作といっても、いきなりデザインの構成づくりからスタートさせるわけではありません。
(場合によっては、デザイン構成づくりから入る場合もあることもあるでしょう)


では、デザインの構成づくりの前段階にはどんなことをしているのでしょうか。

多くのデザイナーさんは「考える」作業から始めているはずです。
私も、デザインをつくるとなると、まず、考えはじめます

私個人としての理由は、大きく下記の二つです。
・デザインのゴールを明らかにするため
・効率よく効果のでやすいデザインを完成させるため

多くのデザイナーさんもきっとまずは、「なんのためにデザインをするか」ということを明確にしていると思います。

目的やゴールがないと何をどう表現して、どのようなアプローチをしたらよいかが見えず、理由のない「なんとなくできました」というようなメッセージの弱いデザインになってしまいかねません。


ではでは、そのためにはどのようなことを考えているのか…
今回はそんな内容をかんたんに書いていきたいと思います。

個人的な経験も多めな内容になってしまいますが、少しでもあなたのデザイン制作で役立てていただけたら嬉しいです。

デザイナーがデザインを考える流れ

「デザインをつくるぞ~!」となっても、いきなりキャンバスに向かってデザインづくりをしていくのはおすすめしません。

デザイン制作の方法は、デザイナーによっても違うものですが、多くのデザイナーさんはまず「考える」ことからスタートしているものです。

一般的に考える内容は、理解→解決策を深める→具体的に表現するという流れです。
それぞれ、かんたんに説明していきますね。

Step:1 理解する

まずは、理解することが大切になります。
何を理解するのか。
それは、なぜデザインをするに至ったのかというクライアントさんの問題についてです。

どういうことかというと、イメージしやすいように、たとえば、パン屋さんの新商品のポスターを例に考えてみようと思います。

まず、なぜ新商品のポスターをつくるのか?
考えてみましょう。
ポスターを作る目的は何なのか?

・・・・・・・・・

クライアントさんにもよりますが、多くの場合は、お客さんに新商品の存在を知ってもらい、食べてもらう(買ってもらう)ためではないでしょうか。

私がデザイン制作をさせてもらう場合は、このような目的が上位だなという印象です。

このような感じで、クライアントさんがデザイン制作を注文する理由や目的は「新商品を広めたい」「新商品を買ってもらいたい」「お店を繁盛させていきたい」など、こうしたいといった理想像や課題があります。
そして、それを解決する手段のひとつがデザインということになるんですね。

つまり、この場合だとクライアントさんの問題は、ポスター(デザイン)という手段を使って
・新作のパンをどうやって広めたらいいか
・どうやったら試してもらえるか
ということになります。

この例のように、お客さんの問題を理解することからはじめてみてください
そうすることで、自分が作るデザインにはどんな要素が必要になるかということがチラっと見えてきます
それから、クライアントさんの抱える問題を深く知ることができます

実際にクライアントさんと話している中では、ご本人も気づいていなかった要望にも気づくことができることもありますよ。


問題に気づくことができれば、解決策が見えてきます
解決策がみえれば、こうなったらいいなという効果にもつながりやすくなります
「理解する」ことは、求める効果をつくるために必要なことなんです。

Step:2 解決策を深める

解決するべき課題がわかったら、次はその課題解決のためにどんなアプローチをしたらいいかを考えていきます。

どのような方法があるかを考えていくのですが、具体的には色やデザイン全体の雰囲気、写真・画像、書体などデザイン制作で使っていくパーツ(要素)について考えていきましょう。

例えば、先ほど例に挙げたパン屋さんで考えてみたいと思います。
パン屋さんの新商品で、夏の暑い時期におすすめな冷たい冷やしメロンパンを打ち出すポスターを作るとしましょう。

お客さんに「知ってもらう」「買いたいと思ってもらう(=食べたいと思ったもらう)」ためにはデザイン全体をどのような雰囲気に仕上げるといいでしょうか?


そして、その雰囲気のためにはどのようなデザインのパーツを組み合わせる必要がありそうでしょう?

よかったら、まずは少しだけあなたの中で考えてみてください。

例えば、色はどうでしょう?
冷やしメロンパンに使われていてウリとなる食材のカラーを取り入れることで、メロンパンの雰囲気を一面にだしてみたり。


例えば、書体(フォント)はどのようなものが合いそうですか?
新商品が、そのお店で販売されている他の商品の比べて少し高価ならどうでしょう。

それなら、落ち着きがあって細めな明朝体を使ったり、英語なら筆記体のものを使用てみたり。

新商品が地域のみんなの意見から作られたもので、パン屋さんのコンセプトが「地域に根差す身近なパン屋さん」というものであるなら?

身近でとっつきやすい感じを演出するために、手書き風の文字で親近感の湧きやすい雰囲気をつくったり。


例えば、写真や画像もありますよ。
そのパン屋さんを知ってもらうために店内写真を背景にしたり。
お客さんの食べたい気持ちを作り出すために、商品の冷たいメロンパンを強く印象付ける画像を使ったり。

(この場合は、メロンパンの特徴を表現できるものがおすすめです。※ふわふわ触感なら雲を表す画像や素材を使うなど)

お客さんが暑い日に食べたくなるように強い太陽の日差しの背景画像の中でシャリっと冷たく感じられるメロンパンの断面写真やその触感をイメージさせるシャーベット系のイメージ画像や氷を印象づけられる画像素材を配置してみたり。

ものすごくかんたんに、思いついたままを書き連ねてみたのですが、このような感じで考えを深めていきます。


考えを深めていけば、同時にお店(クライアントさん)への理解も深まっていきます。
理解が深まるとデザインをする対象のものに向けて「好き」という気持ちも生まれてきます。

そうなれば結果的にクライアントさんへすごく寄り添ったお仕事にもつながっていくでしょう。

考えを深めていくポイントは、主語をデザイン制作する対象のものにすることです
今回の例であれば、主語は冷やしメロンパンですね。


冷やしメロンパンが、食べると冷たく感じられるためにはどんな素材が必要か?
冷やしメロンパンを欲しくなるときってどんな時だろう?
冷やしメロンパンのウリって何だろう?

などなど…

Step:3 具体的に表現する

解決策を深めたら、次は実際に表現を考えてみましょう。

ここまで考えてきたデザイン要素(色・雰囲気・画像や写真・書体・フォントなど)をどのように配置するかを考え、表現に起こしていきます。
そして、問題解決のためにはどのような使い方が適しているかを明らかにしていきましょう。

ただここで、表現をしていくといっても、イメージで大丈夫です。
専門用語的な言葉を借りると、「デザインラフ」を作っていきます。

「ここに、こんな画像をもってきて、文字はこの部分に置くことにしよう…」という感じであなたがここまで考えてきたイメージをかんたんに紙に書いてみるのです。

あるバナーデザインで作ったラフ

ものすごく殴り書きで、汚い感じでお恥ずかしいのですが….このような感じで私は描いています。

これはバナーデザインをしたときのラフです。
その時思いついたりイメージしていいなと思った色なども一緒に書いています。
簡単なボウニンゲンなどを入れるとイメージも湧きやすいのでおすすめです。

紙に書くこと(頭の中のものを出力すること)で、実際にデザインとして表現可能かどうかといったこともなんとなくわかるはずです。

私の場合は、このデザインラフの段階で、「文字数に無理があるかもしれないな」とか「ここにこの画像を配置するよりそちらに配置した方が目線をスムーズに誘導できるな」とかそういったことが少しわかることが多いです。

もちろん実際に、illustratorやPhotoshopでデザインを完成させていく中で、やっぱりこの表現は難しいなといったものもやはり多くあります。

しかし、このデザインラフの段階でわかることがあれば、早い段階で考え直すことができるので、より効率的なデザイン制作ができるでしょう。


考えを深める工程は飛ばされやすい?

実は、ここまでお話ししてきた、考えを深めるところがとても大切なのですが、時間に追われてしまうと、かんたんに終わらせてしまいがちになるところであるのも事実です。(断言できることではありませんが、個人的な感覚ではそんなデザイナーさんも結構多いと思います)

とはいっても、時間がかかるので、その気持ちはすごくわかります。
考えていくと、考えや思いついたものがどんどん枝分かれしていくのでキリがなくなることもしばしばですし。

決められた時間の中でだと、どうしても成果物を完成させて納品することに重きをおきがちで、デザイン制作に時間を充てたいという気持ちも強いもの。

ですので、考えを深めることはしつつも、どれくらいの時間を充てるかを決めてから考えを深めてみてくださいね


でも、ぜひあなたにはこの考えを深めることを含めてデザイン制作と考えもらいたいなと思います。

まとめ

今回は、デザイン制作で構成づくりを始める前に重要となるデザインの考え方についてお伝えしました。

デザインは、クライアントさんの問題や課題を解決する手段となるツールです。

効果を期待できるデザインには、その内容に説明できる理由が隠れています。
反対に、そのデザインに仕上がった理由が、クライアントさんの問題解決に近づける要素を作り出すとも言えると思います。

デザインの考え方。
ぜひ、デザイン構成に入る前に
理解解決策を深める具体的に表現する
の工程を踏んでみてくださいね。

   

抹本でした。


このブログは個人的な研究や視点・観点をもとに執筆しています。
したがって、読者さんのデザインや広告内容の売上等を確実にアップさせるというものではありません。
あくまでこんな工夫があるんだなという観点でよんでいただけると嬉しいです。

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました